以下は最近の新聞記事です。
”天皇は元首、自衛軍保持 自民が憲法改正原案
2012年2月27日 22時04分
自民党の憲法改正推進本部(保利耕輔本部長)がまとめた憲法改正原案が27日、分かった。現行憲法が「象徴」とする天皇を「元首」と明記し、国旗 国歌の尊重規定を新設。2005年に策定した党新憲法草案を踏襲し「自衛軍」の保持を盛り込むなど、保守層を意識した内容が特徴だ。
原案は28日の推進本部役員会で決定する。党執行部はさらに議論を加え60年前にサンフランシスコ講和条約が発効した4月28日までに新たな憲法改正案を策定し、今国会に提出する構えだ。ただ成立は見通せない。
(共同)”
”自民党の政権構想会議(議長・谷垣総裁)は1日、次期衆院選政権公約(マニフェスト)の骨格となる「党の基本姿勢」(谷垣ドクトリン)を発表した。 〈1〉国民に誠実に真実を語り、勇気を持って決断する政治〈2〉憲法を改正し、日本らしい日本を確立する〈3〉自助を基本とし、共助・公助はそれを補うとの考えで、社会政策、経済政策を行う――など9項目を盛り込んでいる。(2012年3月1日22時44分 読売新聞)”
自民党ばかりでなく、日本のあらゆる改憲派の憲法改悪への動きが最近活発化しています。国会の憲法改正審議会も動き出したし、大阪市長の橋下氏は、中央政治の混迷を良いことに「維新」の会なるものを立ち上げ、それに付和雷同する日本国民が70%近くもいるそうであり、それを背景にしてかどうかは知らないが、「憲法9条改定」を公約に政権獲得に動き出そうとしている。彼は「憲法9条を変えなければ、日本には住みたくない」とまで公言している。日本の同志と手をつなぎ、この動きを食い止める努力をしなければなりません。