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12.29.2021

人類の当面する基本問題(40) 2021 年になって世界中で死亡率急増−続(日刊ベリタ2021.12.01)

先き(注1)に、2021年になって世界中で死亡率急増という事実の簡単な報告を本サイトに掲載しました。その後も、そうした事実の報告が相次いで出ていますので、その数例を。  まず日本でのデータは、先の報告では2021年5月まででしたが、同じ組織が9月までのデータを発表しています(注2)。それが添付の図1です。数年前と比較して、月間あたり1万人 ほど多くの人が亡くなっています。この図には、新型コロナによる死者を除いた数も表示されていて、この余分の死は、新型コロナと直接関係はない死亡の数です。こうした死者数増加は、3月ごろから始まっているようです。どのような死亡原因が増えているのか、その詳細はまだ検討されていません。変化の時間経過から、ワクチン摂取との関連が示唆されますが、不明確です。  ドイツの研究者が、ドイツにある16の州の死亡率の変化とその州のワクチン摂取率との関連を統計値から計算し、図示したものが発表されました(注3)。それは、本年36週−40週の間の死亡率(Covd-19による死も含めた全死亡率)の、過去5年(2016-2020)の同期間との比率(%で表示)を縦軸に、各州のそれまでのワクチン摂取率を横軸に表示した図(図2)です。すべの州で、この比率は100 %を超え(102.5%-116%)、平均10 %ほど増加しているようです。しかも、ワクチン摂取率の高い州ほど死亡増加率が高いようです。もちろん,ばらつきはありますが。 (注1)http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202111131133056 (注2)https://www.wandersolar.com/post/20211126/ (注3)https://stevekirsch.substack.com/p/new-study-from-germany-confirms-higher; Dr. Rolf Steyer and Dr. Gregor Kappler, The higher the vaccination rate, the higher the excess mortality

人類の当面する基本問題(39) 現コロナウイルス感染症:ワクチンの問題(2)(日刊ベリタ2021.11.22)

先(注1)に、生まれて2年ぐらいの新ワクチンのまだ不明な点に関する科学的研究の1例をお知らせした。現ワクチンは、m-RNAを人体に入れてウイルスの抗原と考えられているスパイク(S)−タンパク質を人体細胞に作らせ、それに対する抗体を免疫機構に作らせるというものである。この研究では、S−タンパク質そのものが、体に悪影響を与えるという研究結果であった。その主な影響は、血管内皮細胞へのダメージによる心筋炎などとして現れるようである。  S−タンパク質は、別の影響を与えるという研究結果もある(注2)。これはつい最近(2021.10.13)発表の論文である。これまでの研究で、Covid-19重症患者では、対応する免疫機構の発現が遅く,しかも貧弱であることが屢々見られている。どうしてそうなのかを追求したのがこの研究(注2)である。S−タンパク質(ウイルスからの)は、細胞核に侵入し、DNA修復に関与するBRCA1とか53BP1という重要なタンパク質が、DNAのダメージサイトに近付くことを妨げることによって、DNA修復を阻害することがわかった。これが免疫機構発現を混乱させているというわけである。m-RNAワクチンが作り出すS−タンパク質が、このようにDNA修復作用を邪魔することによって、免疫機構を妨げることも、このワクチンの副作用に寄与しているのではないかと、著者達は云っている。  今回のm-RNAに基づくワクチンには、まだまだ不明なことが多いが、それらを充分に検討せずに、パンデミックという緊急事態下だからとして、その使用をFDA、CDCなどの政府機関やヨーロッパでの相当機関などが承認し、しかも多くの国で、強制されている。充分な検証を行ってからにすべきだったのではないであろうか。  なお、こうした機関による承認を得るためには、その有効性を実証しなければならないので、ワクチン製造社側は、多くの人を対象に、例えば、最初のファイザーの場合は、全部で2万人を2つのグループに分け、一方に真のワクチンを、他方にはニセのワクチンを摂取させ,ワクチン摂取側のほうが、Covid-18に感染する率が低かったと云う結果を得て、97%有効と発表。このような検査は、実際はファイザー社が行ったのではなく、下請け業者にやらせたもののようで、それに関与した技術者などから批判がでている(注3)。  強制の理由とされるのが、パンデミックという状況設定である。その設定であるが、感染者の多発に基づいている。しかし、感染=PCR検査陽性とされているが、その曖昧さは深刻(注4)で、WHOですら、反省を促している。真の感染者数は、PCR陽性者数の数%程度と多くの人が指摘している。 (注1)http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202111181655374 (注2)https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8538446/ (注3)https://www.bmj.com/content/375/bmj.n2635 (注4)http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202010220837044;     http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202011090954401; http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202011281557466;     http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202012061730390

人類の当面する基本問題(38)現コロナウイルス感染症:ワクチンの問題(日刊ベリタ2021.11.18)

2019年12月に、中国の武漢で重症肺炎として出発した現在のコロナ禍なので、そのウイルスはSARS-CoV-2(severe acute respiratory syndrome coronavirus-2:respiratory=呼吸器系)と名付けられた。感染症の主なものはやはり肺炎であるが、それ以外の様々な症状があるようである。  最近米国ソーク(Salk)研究所から、実は、このウイルスによる病気は、血流系統への影響が基礎にあることがわかった(注1,2)。すなわち、呼吸器系を主とする感染症ではない。それ以上に、重要な発見はウイルスの作用は、ウイルス全体というより,現在ワクチンの元になっているスパイク(S)タンパク質が、疾患の原因であるらしいことである。なお,現在までの考えは、ウイルスが人体に入って、その表面にあるS−タンパク質が人体の細胞の表層にあるACE2なる酵素と結合して、その細胞に侵入し、自己複製し、作用を及ぼすとされている。なお,ACE2は,肺胞のみならず、血管その他にあり、それが作り出すホルモン・アンジオテンシン2は血圧調整に関係している。  この研究所は他の大学とも共同で、この問題に取り組み、S−タンパク質のみで出来たウイルス形態のものつくりを、動物に摂取したところ、肺や動脈の血管内皮細胞にダメージを与えることを立証した。ウイルス全体ではなく、S−タンパク質のみで起る現象である。そのメカニズムにも言及しているが、それはここでは省略する。  現ワクチンは、S−タンパク質を作るm-RNAを人間に取り入れ、人間の体細胞内で、S−タンパク質をつくらせる。それが人体内で、抗原と認められて、人体の免疫機構が,抗体を作るということになっている。この抗体が、ウイルスが入ってきた時に、人体細胞への侵入を防ぐなどして、感染しないようにしていると考えられているわけである。  ところが,上に述べたことが本当とするならば、ワクチンが作らせるS−タンパク質そのものが、人体に重大な悪影響(主として血管系統のダメージ) を及ぼすという副作用(副作用と呼べるか)があることになる。先に報告した(注3)ことと関連しているであろうか。 (注1) https://www.ahajournals.org/doi/10.1161/CIRCRESAHA.121.318902 (注2) https://www.salk.edu/news-release/the-novel-coronavirus-spike-protein-plays-additional-key-role-in-illness/ (注3) http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202111131133056

人類の当面する基本問題(37)2021 年になって世界中で死亡率急増(日刊ベリタ2021.11.13)

 2020年3月11日にWHOが新型コロナ(SARS-CoV-2)による病気(Covid-19)の感染が世界中に拡大するかも、という予想に基づいて(その時点では、まだ充分な感染拡大はなかった),パンデミックを宣言した。それにより、世界中(とくに、欧米や日本)で、 感染者数、入院患者数、重症者数、死亡者数などが毎時、テレビその他の報道機関で人びとに知らされている。感染を検査するPCR法の問題、死因の特定のいい加減さなどの問題は多い(注1)のだが、それはそれとして、感染を抑えるためには、ワクチンしかないと、欧米各国をはじめ、多くの国でワクチンが義務づけられた。
 使われているワクチンは主として、ウイルスの抗原とされるS−タンパク質を作るとされるm-RNAを使い、それを接種後、人体細胞にこのタンパク質を作らせ、そして、それに対する抗体を作り、ウイルスが入ってきた時に、この抗体で退治するという理論に基づいている。しかし、こうした人体内の過程で、予測されなかった様々な副反応が見つけられるつつある。
 Covid-19の感染者数は、増加・減少を繰り返し,日本では、その5波が収まった状態である。しかし、ヨーロッパでは、現在感染者がまた急増している.もちろん,こうした国でのワクチン摂取率はかなり高いにも拘らずである。しかもCovid-19による死亡者数は、むしろ減少傾向にある。
 ところが、ワクチン接種後のCovid-19による死亡率が、ワクチン非摂取者のそれより高い、すなわち、自然に存在する人間の免疫機構のほうが、ワクチンよりも有効らしいといったデータはかなり見られる(あまり公共機関からは知らされない)。
 こうした報道とは別に、世界中で、今年になって、死亡する人の数(Covid-19ばかりでなく、あらゆる原因による総数)が急増しているというデータが、様々な国で見られる。これはパンデミック報道とは無関係で、公の機関からのデータである。例えば、Mike Whitneyいう人の発表した論文(注2)では,スコットランド、デンマーク、ドイツ、アメリカのそういったデータを示していて、2021年になって、様々な死因による(主として心臓関連)死亡者が通年より急増していること、そして、若者達の死亡率が急増していることを指摘している。
 そこで、日本ではどうか、調べてみたところ、やはり死亡者が日本でも急増しているデータが、厚生労働省の人口動態統計データ(注3)で見られる(添付の図)。今年3—5月には、全死亡者数が通年より増加傾向にあることがわかる。なぜ、こんなに急増しているのか? Mike Whitneyは、ワクチン摂取しかその原因としては考えられないとしている。

(注1)http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202010220837044;http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202011090954401;http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202011171103272;http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202011281557466;http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202012061730390;http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202012210923391
(注2)https://www.unz.com/mwhitney/excess-deaths-point-to-depopulation-agenda/
(注3)https://www.wandersolar.com/post/20210802/